花屋敷 こるり
「奈々ちゃん」
『こるり』
「こるりさんをかばう」
『こるり』
「いずれは継ぐことになるかも知れないし」
『こるり』
「一人で無理しないで」
「あれ、腰に来るんですよね」
「椎ちゃんは優しい子なんだね」
「水道水でごまかせば?」
『こるり』
「それはちょっと手伝えないねぇ」
「初めてだから無理もない」
「さすがの運動神経も形無しだな」
「段差のせいにしちゃいけない」
「みなみさん、しごきが過ぎますよ」
『こるり』
「本人に修繕するように言えばいいじゃないですか」
「ごめんなさい」
「ありがとう」
「あんまり虐めないでくださいよ」
「進路が神学校に決めてなかったから」
『こるり』
「お願いする」
「こるりさんってお淑やかだね」
「がさつじゃん」
「椎ちゃんと話し合ったの?」
「みなみさんまで?」
「みんなが頑張ってるから」
「頑張ってるじゃないか」
「僕はあくまで代理だ」
「さすがに姫巫女候補ですね」
「お安いご用で」
「こるりさんなら大丈夫」
「無理しない方がいいよ」
「ここでびびっても仕方ないよ」
「受け入れる」
「謝る」
「こるりさんは疲れましたか?」
「僕もみんなと同じような気持ちだよ」
「ごめん、まだ修行不足だから」
「部分的に困った状態です」
「なんとも名残惜しいね」
「じつは気にしていない」
「もちろん、こるりさんの方が……」
END
--------------------------------------------------------------------------------
月影 みなみ
「椎ちゃん」
『みなみ』
「こるりさんをかばう」
『みなみ』
「いずれは継ぐことになるかも知れないし」
『みなみ』
「音を上げない程度に頑張って」
「楽勝ですよ」
「椎ちゃんは商売熱心だね」
「水道水でごまかせば?」
『みなみ』
「ただぼんやりしていただけです」
「もっと上手かと思ってました」
「さすがの運動神経も形無しだな」
「段差のせいにしちゃいけない」
「みなみさん、適当にしておきましょうよ」
『みなみ』
「そんなもんですかねぇ」
「ごめんなさい」
「ありがとう」
「あんまり虐めないでくださいよ」
「進路を神学校に決めてなかったから」
『みなみ』
「水垢離が終わるまで待つ」
「こるりさんって大人っぽいね」
「がさつじゃん」
「奈々ちゃんも僕のために?」
「すっげぇ嬉しいです!」
「みんなが頑張ってるから」
「やれば出来るもんだなぁ」
「僕はあくまで代理だ」
「さすがに神社の娘ですね」
「お安いご用で」
「まー、こんなの慣れだよ」
「頑張って覚えるんだよ」
「ここでびびっても仕方がないよ」
「受け入れる」
「正直に言う」
「そうしますか」
「僕もみんなと同じような気持ちだよ」
「気持ちは分かります」
「湯船から出てエッチする」
「なんとも名残惜しいね」
「みなみさんが悪いんですよ」
END