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千草

SAVE2开始

第一章
「そっ……その、君は……」
「こま、こんなところで待っておっても
「今、千草さんはどちらに?」
「……ど、どこかお出かけ?」
――僕は少し考え、
「……こまさん達も、今頃はこの山
「……あのですね、さっきから気に
「こりす……」
第二章
「ご主人様~? この方、どうして泣い
――素朴な疑問なんだけど。
「やってみよう? 由ちゃん。こま、頑
邪魔をするのも悪いと思い、僕はしば
「ほほーう。良い匂いじゃのー」
「もう解決した問題なら、そんなに気に
突然の事だったけれど、こりすも事態
僕はとりあえず、右側の引き出しから
「……それにしても、随分と遅いで
「あ……た、多分、他人の空似じゃない
「確かに古いとは思ってたけど……そん
「おっと……」
「いや、違う違う。僕らは……その、勝
「…………」
「時間を間違えてるのかもしれないね。
「……でも、まいったな……とにか
(……あれ?)
……温泉にでも浸かって、頭をすっ
「しかし、本当……こりすは周りをよく
「あら。紫縁祭って血祭りの事でしたの?」
色々と、考える事が沢山あって――
千草さんみたいに、壁抜けが出来れば
「む? なんじゃ愚民、いたのか。まさ
僕は温泉に浸かりながら、辺りをきょ
「――式神ですわ」
僕は少し気になって、鏡架さんの後を
「でも、幾らなんでも。本人達を無視し
「どうかな。もし本当に、そんな強引に
僕はそのまま、しばらく千草さんの様
「いや、その服は……」
「じゃあ、案内してくれてありがとう、
「あれ? でもお兄ちゃん、千草さんの
「……わかってるんだ。こまに逢わ
「……お、おほんっ。その、あー、
「いや、だからあの御神体は由に似て
何か思いつめたような表情をして、こ
「むう……」
【SAVE3】
――帰って来なかった、千草さん
「……19回目」
「ああ。そういやさっき、出店の辺りで
――今日ばかりは部屋の主も戻っ
例えば三歳児が描いた画を、母親が見
「あっ……」
「いっ、いや! いいよ。僕が行くか
「……昔は、よく……お兄ちゃんが
それから大きく深呼吸して、僕は居間
僕は隣の由に問いかけた。
「どうせ、部屋に篭もって悪巧みをしてい
僕はこりすを追った。
「こまさんは怒って下さらないから。何
第三章
「…………」
言わなくちゃいけない事もあるだろう
「ほりゃ!」
「……行こう」
「いや……やっぱり僕は。うん。後でで
「……あのさ、由。主って……」
「でも、由……どうして嘘なんか?」
「……御祓い」
「あれ? 由……」
「こっ、こまが目覚めたじゃとっ!?」
「……お兄様?」
「それって、付喪神とか……そういう事
「…………」
「…………」
「千草さん……その、ありがとう」
「だ、ダメっ」
「よし。守りは任せるのじゃ」
「……何じゃ、懐かしい感じじゃの」
「このお屋敷、どなたがお使いになられ
「こりす。昨日、僕に何を訊こうとして
「……お兄ちゃんは……それでいい
そこには、遠慮がちに僕の手に指先を
「他に呼び方はないかな?」
「……こま」
「……離れるって言っても、少しの
「知ってますよ~。とっても可愛らしい
「じゃあ、まだお料理があるので運んで
「……お兄ちゃん、今日までありが
「……お兄様」
「あれ……由は、どうしたんだい?」
やっぱりそうだ――鏡架さんの視線の
「僕にきた、個展の話……君は正直、ど
「……ちょっと、頭を冷やしてくる
「……明日。必ず、見送るから」
第四章
「……はは。もしかしたら、ずっと
「あの……どうもはじめまして。結乃由
「こまだった頃の事、覚えて……」
「何か、思い当たる事でもあるのかい?」
「ご主人様~」
「こり……す……」
――でも、舌はまだ痺れていた。
「千草さんも一緒に行かないかい? 東
「くっ……!」
「自分の事、嫌いにならないで……お兄

千草 END

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